令和四年 三月
3月は新しい学年への入り口
3月になりました。本年度の授業は後2回です。まさに一年間の学習のまとめの時です。子供たちはどんなことを思うのでしょうか。坂田寛夫さんの詩「三年よ」を紹介します。
三年よ 坂田 寛夫
ついに三年はおわろうとしている
あとなん十日かのうんめいである
おい三年よ
いっしょに四年になりたいか
四年になったら六時間目があるぞ
あひる当番もきついぞ
いままでみたいなちょうしでは
まあ、むりだな
三年よ
また二年から
ちびさんたちがあがってくるよ
ぼうしやカバンの二年の二の字に
一本棒を書きたして
三年なん組だれそれって、すましていうのさ
ぼくらはこんどはそうはいかん
四と三ではぜんぜんちがう
だから、いまからかくごもかたい
そろそろいくぞ
なくなよ三年
「あひる当番」という言葉には昭和を感じます。坂田さんは「サッちゃん」という童謡(昭和34年発表)の歌詞を作った人でもあります。「三年よ」という詩からは三年生から四年生になるぞという意気込みを感じます。本校の子供たちも同じように感じていると思います。進級への期待を大切にし、春休みは日本語の復習をしましょう。初等部、中等部ともに、漢字の練習など春休みの課題を出します。漢字はだれでも忘れていきます。だから勉強を続ける必要があります。坂田さんの詩にある「四と三ではぜんぜんちがう」を自分の学年におきかえてみましょう。「六と五ではぜんぜんちがう」など全ての学年に当てはまります。ぜひ次の学年に備える春休みとしてください。
小学生の読書量(2020年8月調査)
学研教育総合研究所が小学生の読書量を調査しました。小学生白書WEB版からの引用です。グラフは紙で書かれた本を月に何冊読んだかをまとめたものです。
小学1年女子で10冊以上読んでいる児童の割合は25%と最も大きく、読書が好きな傾向が分かります。また、男子よりも女子の方が本を読む割合が大きく、学年が上がるにつれて【読まない】児童の割合は増えていきます。この表からみて、小さい時から本を読むことを習慣づけていく必要性を感じます。春休み、子供たちにはぜひ本を借りてじっくり読むことを勧めます。
2月26日 児童会役員選挙
26日、チャペルをお借りして児童会の役員選挙を行いました。当選者は会長・増渕怜央、副会長・吉田紬、書記・永井玲菜の皆さんです。立候補した全員が堂々と来年度の初等部をよりよく、楽しくしたいと自分の言葉で演説をしていました。投票結果は僅差であり、惜しくも当選を逃した皆さんの補習校を思う熱い気持ちが伝わりました。また、今年度の役員の皆さん、一生懸命に活動していただき、ありがとうございました。