令和 五年 三月 十一日
自分の金メダルを目指して
2月25日、東京オリンピックの女子レスリングで金メダルを獲得した志土地真優(しどちまゆ)選手と志土地翔大(しどちしょうた)コーチが本校を訪問してくださいました。全校児童生徒が集まった体育館に、真優選手が金メダルを胸にして現れると、子ども達から歓声が上がり、会場は大盛り上がり。校長がお二人の紹介し、東京オリンピック決勝戦のビデオを鑑賞後、真優選手がお話をしてくれました。「あきらめなければ必ず夢はかなうので、何事にも頑張ってほしい。」と話してくれました。児童生徒から「金メダルを取った気持ちは?」と聞かれ、「金メダルを取ったら燃え尽きたような感じでレスリングをやめようと思っていたけど、勝った途端にもう一回五輪に出たいと次の夢ができた。」と答える場面も。児童生徒から質問の挙手が相次ぎ、様々な質問に丁寧に答えてくれました。真優選手は、5歳でレスリングを始め、東京五輪で金メダル獲得という夢を追い続けてきました。「練習は厳しいし、たくさんの負けを経験してきた。それでも五輪で金メダルという夢があったので、頑張り続けることができた。」「試合で逆転負けをすることが多かったので、最後まで諦めないで攻めていく姿勢が金メダルにつながったと思う。」と、夢や目標を決めることの大切さを語ってくれました。翔大コーチは「東京五輪まで周りでサポートしてくれる人がたくさんいた。感謝の気持ちを持って生きると必ずいいことがある。人の成功を素直に支援していってほしい。」と、お互いの支援や協力の大切さを話してくれました。こども達は真剣な表情で貴重な話に聞き入っていました。生徒会の木野会長からお礼の言葉と花束贈呈があり、最後に全員で記念撮影をしました。記念撮影の待ち時間も近くの児童に金メダルを見せてくれたり、気さくに話しをしてくれるお姉さんのような真優選手でした。
控え室に戻った真優選手は、「子ども達の熱気に元気をもらいました。たくさん質問してくれて、嬉しかったです。」と笑顔で学校をあとにされました。
今回の講演会は、ニュージャージー日系人会からご紹介を受けて実現したものです。こども達に夢と希望を与える機会を作ってくださり本当にありがとうございました。
幼児部クッキング「フルーツパフェ作り」
2月4日(土)、幼児部のクッキング「フルーツパフェ作り」が行われました。エプロン、三角巾、そしてマスクをつけて、バナナ、イチゴ、マスカット、ブルーベリー等のフルーツを丁寧にカット。中には、みじん切りにしてしまうほど細かく切る強者もいました。フルーツを切った後は盛り付けタイム。コーンフロスト、ヨーグルト、ホイップクリームを渡された子ども達は、先生の説明後に1段目にイチゴ、マスカット等々、思い思いの順番でカラフルに層を重ねていました。
できあがったフルーツパフェをスプーンでほおばる子ども達。「おいしい、おいしい」と満面の笑みを浮かべ、みんな大満足のひとときとなりました。
児童会主催カルタ大会
2月11日(土)、初等部児童会主催「カルタ大会」が行われました。先週に引き続き、児童間の縦の交流を促進するため今回は3年生と一緒にカルタ大会を実施しました。4、5名のグループに分かれ、カルタをするのですが、なんとこのカルタは6年生がオリジナルで考えたもの。以下いくつか実例を紹介します。
・飛行機で 会いにいくよ おばあちゃん
・補習校 日本語学ぶ 唯一の日
・れんこんで 見通し良くなる お正月
思わず笑みがこぼれる内容ですが、こども達は真剣そのもの。札の文字に集中していました。6年生は、先輩として3年生がたくさん札がとれるように札を譲ってあげる子もいました。お昼休みの限られた時間でしたが、心温まる笑顔あふれた交流を繰り広げていました。
児童会選挙
2月18日(土)に児童会の選挙が行われました。現5年生の10名が役員に立候補。候補者が一人ずつ抱負を元気いっぱい発表しました。「失敗を恐れず挑戦していきたい。」「皆で楽しい補習校生活を送れるようにしたい。」「課題を皆で話し合って解決できるようにしたい。」など、素晴らしい演説でした。そのあと投票、結果発表があり。新役員があいさつ。続いて、現役員の6年生が、「児童会活動は難しくないと思っていたけど、想像より大変でした。」「児童会の企画を立てたり、運営したりすることが楽しかった。」「挑戦してみようと思ってやりましたが、楽しかった。」などの感想を話してくれ、後輩達へメッセージを送っていました。
例年になく多くの児童が立候補した選挙でした。児童会活動が魅力的であることを示してくれた6年生のおかげであり、また5年生の来年度への意欲が感じられた児童会選挙でした。
ひな飾り、ひな祭り
2月25日(土)、正面玄関付近にひな飾りを父母の会の行事委員の皆様が設置してくださいました。初等部のクラスではひな飾りを見学し、行事委員が作ってくださった解説文を活用して担任の先生が説明。お内裏(おだいり)様とおひな様を始め、三人官女(さんにんかんじょ)、五人囃子(ごにんばやし)、あられにひし餅、飾られている一つ一つの意味を確認しながら、ひな祭りの意味や慣習を学習しました。
また、幼児部ではひな祭りにちなんで、手作り紙芝居を使って幼児達に紹介。先生の話術で「おひな様」の世界にすっかり魅了されている様子でした。
父母の会、行事委員の皆様には、朝早くからひな飾りを準備して頂きありがとうございました。日本の伝統文化を学ぶ機会を作ってくださり、補習校ならではの学びの場となりました。
初等部5年生が日本の小学生と学習交流
2月に本校初等部5年生と東京都練馬区立大泉北小学校5年生が、日本とアメリカの生活を文書やスライドで作成し、学習交流を行いました。日本の児童と本校児童がスライド作品を通して交流することで、世界に繋がる楽しさを体験し、相互理解を深めることができました。
学習の内容は、本校は国語の授業で、「アメリカの生活を日本の友達に伝えよう」の説明文(スライド)を作成し、紹介しました。
テーマは「ジュニアレンジャープログラム(写真上)」「アメリカの暖房(写真中)」「クリスマスツリー」「アメフト」「アメリカで人気のアニメ」「アメリカのボードゲーム」など
日本の小学校からは、「日本の特徴や日本の今の状況」の資料が送られてきました。
テーマは「練馬大根引っこ抜き大会」「自動販売機」「東京の秋」「人気食べ物ランキング」「日本の歴史の人物紹介」など
今回の学習交流を行った本校児童の感想は、「自分たちにとって普通のアメリカのものを日本の人たちが驚くのがおもしろい。」「練馬区の学校はアメリカの学校と違うところがあっておもしろかった。」「練馬は23区内で緑が多くないイメージなのに自然が多くて驚いた。いろいろな動物がいるNJと練馬は似ているかもしれない。」「練馬大根のスパゲティーはとてもおいしそうなので、ぜひ食べてみたい。」「アメリカにも良いところがいっぱいあるので是非遊びに来てください。」「ニュージャージーに来て、実際のアメリカのものを見てもらいたい。」
お互いに作品を見合って相手校にメッセージ(写真下)を送りあいました。本校では初めての試みでしたが、相手校の協力もあり、お互いに新鮮な感覚で自分たちの学校生活や暮しを見直し、住んでいる場所の素晴らしさを再発見できた学習になりました。
令和5年度(2023年度)の始業式、入園・入学式は4月8日(土)に行います。
運動会は5月28日(日)に行います。雨天時は29日(月)です。