令和五年 十二月 二日

School Letter 2023 12 02

グローバルな人って?

海外教育施設の目標に「グローバルな人材の育成」が掲げられています。さて、グローバルな人ってどんな人でしょうか?補習校の児童生徒は「グルーバル人材の原石」と表現される文章をよく見かけます。これからの地球的課題を解決していくのに「多面的視点」が必要とされる時代になります。現地校で英語を使ってアメリカの教育を受け、補習校で日本語を使って日本の教育を受ける。このような環境で二面的視点を身につけることができる本校の児童・生徒は、今後の日本や世界を変えていける「原石」であると思います。

今年の「校内作文コンクール」は、夏休みの宿題としてではなく、国語の授業として各学年、作文のテーマに沿った形で行いました。全学年の入選作品を読ませて頂きましたが、自分の体験や感動、苦労を乗り越えたこと、家族との交流など自分の言葉でストレートに綴った文章は読む人に感動を与える力作揃いでした。また、初等部1年生はひらがなと習ったばかりの漢字を交えた作文。中高等部の生徒は、家族への感謝や社会への提言などに鋭い視点が見られ、6才から17才までの成長過程が見られました。本校で日本語を学び、日本語で自分の思いを綴れるようになる児童・生徒の成長ぶりが見て取れました。

「多面的視点」を身につけることは容易なことではありません。保護者の協力の下、教員の支援があって子どもは成長していくのだなと改めて実感した次第です。

本校の児童・生徒が、やがて地球的課題を解決していけるグローバルな人材に育っていくことを願っています。

歴史上の人物キャラクター じょうず!
歴史上の人物キャラクター じょうず!

校内毛筆展

11月18日に初等部3・4・5・6年生が書いた毛筆作品を北カフェテリアに展示しました。ちょうどその日は、バザーと古本市が行われており、窓際に展示した児童の作品を参加者の方にも見て頂きました。

3年生は「十」、4年生は「光」、5年生は「ビル」、6年生は自分の好きな漢字一文字。半紙に墨で丁寧に、とめ、はらいを気にしながら無言で書いている姿はかっこよかったです。各学年だんだん上手になってきているのも確認できる展示でした。

作品は、児童に返却しましたので是非ご家庭で作品を見て褒めてあげてください。また、お正月には書き初めとして、新年の決意を文字にして書いてみるのも良いですね。

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幼児部 等身大のお絵かき

11月18日、幼児部年長組では自分の体を好きなポーズで大きな紙になぞって描き、そこに色を塗りつけ平面の自分を描きました。「僕は好きな靴を履いているんだ」「私は髪を縛っているの」等々、会話を弾ませながら長い髪、短い髪、今の服装、好きな服装、ネックレス、メガネをつけたり、外したり、思い思いの「自分」をプロデュース。どの子ども達も目を輝かせ、友達と会話を楽しみながら自分の身大の絵を夢中に描いていました。

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中1地理の授業にゲストティーチャー②

11 月11日、中等部1年の社会(地理)の授業に保護者が登場。出身の千葉県について約20分間、授業を行いました。千葉県の「東京ディズニーランド」「鴨川シーワールド」「九十九里浜」「成田山」などの観光名所を紹介。日本一の生産量を誇る「ピーナッツ(落花生)」「しょうゆ」。県内の小学生は、しょうゆ工場を見学し、お土産にもらう「しょうゆ差し」はほぼ全家庭に同じものがあるとか。船橋市のキャラクター「フナッシー」についてなど、千葉県のエピソードを語っていただきました。

Guest Teacher

初4年生授業研修

11月11日に初等部4年生の授業研修を行いました。算数の「垂直」の授業では、折り紙を使って、折った折り目をなぞって「垂直」を確認。ワークシートに垂直な線を使って作成するのですが、なかなか三角定規を固定するのが難しく、簡単には描けずに苦戦している児童も。ビデオで作図方法を見ただけでは、実際にやってみると難しいものです。それでも、隣の児童と確認し合って完成。ワークシートと折り紙をノートに貼って授業終了。国語の「リレー作文を書こう」では、3人グループになって「漢字を使って。いつどこで何を。主語と述語をいれて。」の条件をクリアして書いたワークシートを隣の友達に回していました。自分の文章と友達の文章を見て確認し合いながらリレー作文を完成。グループでお互いに学びあうグループ学習を実践していました。放課後に担当の先生方と校長が研修会を開き、先生方のねらいや児童の活動がうまくいった点、改善した方が良い点などを話し合い、次につなげる研修を行いました。

NJ日本人学校・プリンストン日本語学校の先生方来校

11月18日にニュージャージー日本人学校とプリンストン日本語学校の先生方17名が本校を訪問して授業を参観されました。幼児部・初等部・中等部・高等部・国際学級を参観され、本校の児童・生徒の特徴や先生方の工夫点などを褒めて頂き、有意義な研修となりました。また、帰りには、バザーと古本市にも寄っていただき、本校の父母の会の活動にも関心を寄せていました。

これまで、6月にNY日本人学校、8月にNY補習授業校W校、11月にプリンストン日本語学校を本校教職員が訪問・授業参観を行い、授業研修を重ねてきました。お互いの授業を見合いながら、授業改善につなげる研修を今後も継続していきます。

剣道クラブ

11月11日に剣道クラブが体育館で行われました。ちょうど1年前に剣道クラブのデモンストレーションが行われ、月1回のペースで開催しています。毎回、講師の先生方、保護者ボランティアのご協力で少年少女剣士の勇士がみられ、挨拶も姿勢も太刀さばきもかっこよくなってきました。アメリカの地で日本と同じように剣道を通して鍛錬できる機会を作っていただき感謝いたします。是非興味のある方は、開催日に体育館を覗いてみてください。

将棋クラブ

11月18日に将棋クラブが北カフェテリアで行われました。将棋クラブはコロナ明けの昨年5月からスタートし、月2回、第1・3土曜日にカフェテリアで行われています。児童・生徒の人気が高く、大勢の児童・生徒が夢中になって将棋を指しています。小さな子ども達は、簡単などうぶつキャラクターの将棋ボードゲームで対戦。中高生は終了時間ギリギリまで熱戦が繰り広げられていました。講師の先生方と保護者ボランティアのご支援に感謝いたします。本校から第2の藤井聡太が現れるかもしれません。

宿題クラブ

11月11日に、宿題クラブが北カフェテリアで行われました。9月から月1回のペースで回を重ねてきています。本校の児童・生徒の学力向上に直接影響する活動です。友達と一緒に同じ宿題をやれば、進度もはかどるようです。高等部の生徒がチューター役を務めていることから、高等部の生徒の学習意欲が高まる効果もあります。保護者にも良い効果があると聞いています。毎回、保護者ボランティアのご尽力で充実した活動になり、本校の大きな魅力を創設してくださり感謝いたします。