第一八号 令和二令 十月十六日 発行
読解力のない中学生
先週は小学生の月平均の読書量が3.1冊というお話をしました。今日は読んだことを理解する読解力について取り上げます。
東京都で校長をしている時、校長研修会で、国立情報学研究所の新井紀子教授からお話を聞く機会がありました。新井先生はAIは東大に合格できるかという「東ロボくん」という人工知能の研究をされた方です。
新井先生は、「東ロボくん」開発のために、中学生に「どれくらいの読解力があるのか。」全国調査をしたそうです。下の図のような問題を示されました。この問題は特に計算する必要はありません。
文章を読み、その文章に①から④の図のどれが適しているのか判断する4択問題です。
新井先生から中学生の正解率はどのくらいでしょうかと会場の参加者に質問が出ました。私は中三なら50%位は正解(①)を選ぶだろうと予想しましたが、見事に外れてしまいました。中三の正解率は25%でした。中学生全体では19%でした。1行の問題文にあった図をえらえたのは五人に一人だったのです。
この研修会で、教師は生徒に「〇〇を通る」、など、用語も理解できるように指導したかを確認しながら授業をする必要を感じました。
テストで評価されるのは生徒だけではなく指導した自分だとも思いました。
参考資料: 「AI VS. 教科書が読めないこどもたち」新井紀子 著
私たちにできること
十月日初等部6年2組の国語は「私たちできること」と大きなテーマを決めた発表をしていまた。写真は、していまた。写真は、旦 美雪、ホンリーズン、金田、清札、ラー ソフィーさんの発表「」汚染を減らして、より素敵な環境へ」の一部です。全てのはんを紹介できないのが残念ですが、さすが六年生と思えるほどよく調べて、自分達の考えを書いていました。
また文章だけではなく写真の使い方が効果的で思わず引き込まれてしまいました。