風は秋色

School letter09 26 2026

9月に入りレイバーデー(Labor Day)が過ぎ、10月にはコロンバスデー(Columbus Day)を迎えます。アメリカではレイバーデーが「夏の終わり」を象徴する祝日として親しまれ、家族で過ごす時間が増える時期でもあると聞いています。学校生活が本格的に始まる節目でもあり、朝夕の風に少しずつ秋の気配が感じられるようになりました。街の木々も、濃い緑から淡い黄色へと色を変え始めています。

日本では、彼岸を過ぎると銀杏の実が落ち始め、秋の匂いが漂う季節です。空き地には色とりどりのコスモスが風に揺れ、秋の訪れを告げようとしている風景が目に浮かびます。

学校では、9月5日に父母の会主催の「夏休み作品展」が開かれ、子どもたちの傑作・力作を多くの保護者の皆様にご覧いただきました。校内では12日に漢字確認テストを実施し、夏休み中の学習の成果が表れている子どもたちの姿が多く見られました。

10月3日は、各ご家庭へ通知表をお届けします。通知表は、子どもたちの学習状況を把握し、良さや可能性を伸ばすための資料・記録です。所見欄には、日頃の学校での姿や努力したこと、これからの目標について担任からの励ましが記されています。ぜひ「たくさん頑張ったね」とお子さんの努力を認め、次の目標を自分で見つけていけるよう、温かく背中を押していただければと思います。子どもたちは、身近で信頼しているご家族から頑張りを認められることが、何よりの喜びです。

学習の成果がすぐに表れる子もいれば、ゆっくりと成長する子もいます。「待つ」という言葉には、「待ち受ける」「待ち望む」「待ちわびる」など、さまざまな表現がありますが、近年はその価値が薄れつつあるようにも感じます。しかし、「待てば海路の日和あり」。人の成長も同じです。すぐに結果につながらなくても、コツコツと積み重ねた努力は決して人を裏切りません。子どもたちの成長を信じ、待つ時間を大切にしたいものです。

今年(2026年)の十五夜は9月25日(金)です。天文学的な満月は9月27日(日)未明となり、 名月と満月が2日ずれる珍しい年にあたることを知りました。旧暦8月15日の夜は「中秋の名月」と呼ばれ、秋の真ん中にあたるとされています。平安時代に中国から伝わった観月の風習が広まり、やがて庶民の間では収穫物を供えて実りに感謝する行事となりました。短いけれど実りの多い秋です。心身の五感で季節を味わい、楽しみたいものです。                       (校長 小堤紀子)

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